うどんこ病をなんとかしたい!(自分用年間計画)
春は特に問題にならなかったんだけど、秋になったら急にうどんこ病が発生。
葉っぱを切ったり、薬を撒いたりして対処してたけど、いつのまにかまた発生。
葉っぱを切ったり、薬を撒いたりして対処してたけど、いつのまにかまた発生。
葉っぱだけじゃなく、花や茎にも;;
こっちもなんとかせねば!
…というわけで、うどんこ病対策について本を読んだり、ネットで調べたり。
来年のうどんこ病撲滅(←言い過ぎ)に向けて、自分なりに計画を立ててみた。
来年のうどんこ病撲滅(←言い過ぎ)に向けて、自分なりに計画を立ててみた。
◎うどんこ病の発生メカニズム
まずは、敵を知ることから!
うどんこ病は空気感染する(黒星病は土から雨水を介して感染する)。
乾燥を好み(黒星病は湿気を好む)、空中から胞子が飛んで来て新芽の柔らかい部分に感染する(黒星病は新芽には感染しない)。
乾燥を好み(黒星病は湿気を好む)、空中から胞子が飛んで来て新芽の柔らかい部分に感染する(黒星病は新芽には感染しない)。
うどんこ病は、発生後でも早めに対処すれば治療できる(黒星病は発症したら手遅れ)。
とはいえ、新芽がたくさん感染すると成長に影響を及ぼすので予防は大事!
とはいえ、新芽がたくさん感染すると成長に影響を及ぼすので予防は大事!
◎株の充実化
基本的なことだが、病気に強い健全な株を育てることが地道だが有効な方法。
肥料はチッ素少なめカリウム多めにし(逆転すると罹りやすく治りにくい)、やりすぎに注意する。
肥料はチッ素少なめカリウム多めにし(逆転すると罹りやすく治りにくい)、やりすぎに注意する。
◎感染源の防除
冬の剪定の時期に古い葉はすべて取り去って処分し、翌年に病気を持ち越さない。
枝が混み合わないように剪定し、風通しを良くする。
枝が混み合わないように剪定し、風通しを良くする。
乾燥を好むので発生期間は水をかけると良い(黒星病は湿気を好むので逆効果)。
◎薬剤散布
発生予防のため定期的な薬剤散布をする。
黒星病と違い発症後も治療可能だが、ワックス効果の高い新芽に感染するため薬剤を弾いてしまうのが難点。
よって、展着剤が不可欠。
黒星病と違い発症後も治療可能だが、ワックス効果の高い新芽に感染するため薬剤を弾いてしまうのが難点。
よって、展着剤が不可欠。
耐性を獲得しないように、2種類以上の異なる系統の殺菌剤をローテーションで散布する。
黒星病と同じく2~11月の10か月間、2週間ごとに散布する。
黒星病と同じく2~11月の10か月間、2週間ごとに散布する。
ぶっちゃけ黒星病の予防をしていれば、必然的にうどんこ病の予防にもなってる気がする。
なので、予防の散布にはうどんこ病専門薬は使わず、黒星病とうどんこ病の両方に効く薬剤をバランス良く使えばいいねv
なので、予防の散布にはうどんこ病専門薬は使わず、黒星病とうどんこ病の両方に効く薬剤をバランス良く使えばいいねv
それと展着剤。
うどんこ病予防の場合は新芽に付着する効果のある展着剤(スカッシュ)が理にかなっており、他の展着剤と組み合わせると良い。
黒星病予防でアビオンE、スカッシュ、アプローチ、の3種類用意しようと思ってたからこれでいいねv
黒星病予防でアビオンE、スカッシュ、アプローチ、の3種類用意しようと思ってたからこれでいいねv
※薬剤と展着剤の関連記事:「黒星病をなんとかしたい!(自分用年間計画)」
何かと黒星病と対称的なうどんこ病。
両方とも同時に防除するのが大変そうw
両方とも同時に防除するのが大変そうw
うどんこ病の厄介なところは、感染しやすい新芽が常に生長しているということ。
薬剤散布後に新しく伸びた分の梢は、うどんこ病に対し無防備になっていることに配慮。
薬剤散布後に新しく伸びた分の梢は、うどんこ病に対し無防備になっていることに配慮。
◎うどんこ病に罹った時の対処
病気になったらできるだけ葉を取り除いて処分し、殺菌剤を散布する。
早めに対処すれば充分治療可能(黒星病は発症したら手遅れ)。
酸性またはアルカリ性のものを散布するだけでも治療できる。
早めに対処すれば充分治療可能(黒星病は発症したら手遅れ)。
酸性またはアルカリ性のものを散布するだけでも治療できる。
●ラリー乳剤:最新の初期治療薬、EBI系薬剤
・サプロール:EBI系薬剤
・ポリオキシンAL:耐性ができやすい、抗生物質
・バイレトン:うどんこ病専門薬
●カリグリーン:うどんこ病専門薬、人体に安全性が高い、炭酸水素カリウム
・食酢(酸性):15~20倍に希釈、匂いに配慮
・重曹(アルカリ性):500~1000倍に希釈、葉焼けに注意
・サプロール:EBI系薬剤
・ポリオキシンAL:耐性ができやすい、抗生物質
・バイレトン:うどんこ病専門薬
●カリグリーン:うどんこ病専門薬、人体に安全性が高い、炭酸水素カリウム
・食酢(酸性):15~20倍に希釈、匂いに配慮
・重曹(アルカリ性):500~1000倍に希釈、葉焼けに注意
…と、こんな感じか?
発症しても治療できるから、うどんこ病は気が楽ね^^